元厚生事務次官夫婦殺傷事件、「容疑者の人生に見る本当の原因」・・・。
元厚生事務次官夫婦殺傷事件で、出頭した小泉容疑者の人生が報道されている。
その中から、『浮かび上がる原因』がある。
それは、「理工系大学に行きながら、アルバイト・・・で、留年~退学」という『実態』だ。
理工系大学では、文系と違い、授業料も高く、実質的拘束時間も長い。
自宅からの通学ならとにかく、アパートを借りて生活し、学費や交際費まで・・・となると、ある程度の金銭的ゆとりが無い家庭の場合、結構キツイ・・・。
アルバイトで、対応するそれなりの収入を得なくてはならない場合、率の良いアルバイトをするか、余程要領よく時間をコントロールするか・・・しないと、破綻し易い状況がある。
首都圏ならとにかく、佐賀で、率の良いアルバイトは困難だろう・・・。
報道から伝わって来る容疑者の性格は、「要領が良い・・・」とは、程遠い。
周囲に、奨学金等の知恵を「強く」推奨する人々が居たのなら、また話しは別だが、報道からはそのような要素は聞こえてこない。
親の収入もそれ程高く無く、『経済的状況が原因で大学卒業が破綻・・・』という状況が見えてくる・・・。
また、「容疑者の人間関係」に大きな影を落としていたのが、金銭的状況や親の職業という可能性も否定出来ない・・・『いわれ無き差別は、未だに存在している』・・・。
お金が絡まない付き合いでは、普通に付き合えても、「お金が絡むようになると、付き合いを遠慮しなくてはならない」、
もしくは、「その為に、学業等を犠牲にして、自力でアルバイト等をこなさなくてはならない」人々は、未だに、決して少なく無い。
その裏には、『大人の社会での所得配分の偏在』がある。
高度経済成長期時は、概ね「皆が貧しかった」・・・。
しかし、「皆が皆で無くなり始めた頃」に育ったであろう『豊かでは無かったであろう』容疑者は、「経済に対して、強い印象を持った」筈である。
少なくとも、小中学生時までは、それなりに人気者で普通の人生だった・・・という報道もある。
上辺の普通の裏に隠れる、産まれながらの環境格差等が生む、大いなる疑問・・・『自分とは何・・・?』
自分探し、自分探求が深まるべき年齢になった後、容疑者の人生は、一変したのだろう・・・。
「豊かさを勝ち取る筈であった大学卒業」の前に立ちはだかった障害は、少なくとも容疑者にとっては、あまりにも大き過ぎた・・・。
中退後、容疑者は思ったであろう・・・「今の人間社会、金持ちの家に産まれなくては話しにならない・・・」・・・。
しかし、親を怨む事は無かったと思う。「それなりに一生懸命『必要な仕事』をこなしている、親が金持ちでは無いのは、親のせいでは無い・・・」・・・。
その後、決して優位な立場では無いポジションでの仕事を数多く行なった・・・のは、自分探しの延長線だったのだろうが、
『外面の仕事を変えたところで、どれも、納得出来る訳も無い・・・』。
自己の内面、人間の内面、人間社会の内面を司っている大きな仕組みと、
内面から生まれる外面という『外面存在の起源』に思いが至らず、
自分が納得出来る外面を求めたが故の悲劇は、枚挙に暇が無い。
決して単なるおバカでは無かった容疑者の頭の中で出たであろう結論は、多くの人々と同様に『今の人間社会の所得配分が間違っているのだ!!!』という結論だったのだろう・・・。
そして、所得配分の偏在の『一つの象徴』であり、『外面での成功者の象徴』でもあり、『一般国民に対する悪の象徴』ともなっていた『小泉がらみの元厚生事務次官がターゲットになった』のだと推定出来る・・・。
その後の報道で、容疑者のターゲットは、高級官僚10人(後に、ターゲットは5人、次は元社保庁長官だった・・・と報道が変わった・・・)だった可能性が高い事が公表された・・・。
10本のナイフを用意し、官僚どもの住所を特定し、次々と殺傷する予定だったようだが、
警備がきつくなり、不可能と思い、出頭したのだ・・・と言う・・・。
ターゲットが絞られていた事と、手口が一つだった事、そのターゲット/手口に対する警備の即応が、次の犯行を防いだ訳である。
容疑者の中途半端な犯行シミュレーションと一途な性格が幸いした訳だ・・・。
現状脱出エネルギーの暴発行為の世代交代は、早い・・・。
「弱者同士の潰し合い」は、「権力者へ」の「結果責任追求・・・」というように、いっきに二世代も進んでしまった・・・。
今のような日本社会が続いてしまい、次の暴発が起きてしまう時には、
事務次官の後は、マスコミ関係者、マスコミ関係者の後は、大金持ち・・・等と、
ターゲットを絞り辛くし、警備を困難にする手法が用いられるように、暴発が世代交代してしまうのかも知れない・・・。
そして、ナイフが銃、銃が爆弾や化学兵器、爆弾や化学兵器が新兵器へと、世代交代してしまう事にも、そんなに時間はかからないだろう・・・。(人殺しの方法など、軍事を見れば、素手から大量破壊兵器まで多種多様、一目瞭然だ・・・)
ターゲットが次々と変わり、手段も多様となった時、果たしてどのような防衛が出来るのだろうか・・・?
「利口ぶっているおバカなタレント」は、出演して得ている自分の所得が、『偏在により多くなっている現実』など見もせず、
多くの所得を得ている自分は、「相応の多くの努力をしたのだ・・・」と勝手な自論に執着しているのかも知れない・・・が、
例えば、芸能界全体が得ている所得を『些細な仕事でも必要な仕事をしている者にまで』満遍なく配れば、「そんなに大きな報酬など得られる訳も無い」のだから、
『偏在無しに高報酬など在り得ない』のは、誰でも解る。
その偏在が、「妥当なモノなのか?」「不当なモノなのか?」を『正当に判断する』為には、人間社会の健康的「構築に対する貢献度」で計るのが、『本道』である。
しかし、本道など見もせず、現状利権に拘る人々は、「他人の実質的不幸は努力不足」、「自分の得ている余りある報酬は、努力の賜物・・・」なのだ・・・。
普通に見れば、そのような連中は、「現実離れした物事を人々に無理強いする悪」に他ならない。
実際は、「悪のクセに、正義ぶる」姿を多くの視聴者に刷り込み、
そう『思わされてしまった』「視聴者に縋り、自分の悪を正義にすり替えたい」のが、
『者に頼る迷い子たち・・・』である。
『迷い子たちの姿を見せ付けられながら、迷い子たちの論を刷り込まれている』のが、
「自分で考える事を現状の教育等で放棄させられてしまった」、迷い子たちなのだ・・・。
・・・このような状態で、・・・人間社会がまともになる訳など・・・在り得ない・・・。
・・・・・・・。
文系でも、理系でも、医学部でも、私学でも国公立でも、「大卒まで授業料はタダ・・・」だったなら、
『恐らく今回の事件は起きていない』・・・。
産まれながらの環境格差が是正され、人々が自分の本質を学び、適材適所で働き暮らす社会なら、恐らく今回の事件は起きていない・・・。
・・・日本社会の病根は、至る所で明らかにさせられているが、
しかし、その治療さえ行なおうとせず、
現状利権で大量消費自慰行為に邁進している連中が、「権力を持ってしまっている」のだから・・・、
今後も、同様の新たな事件・事故等は続いてしまうのだろう・・・。
・・・・・・・。
『現状権力者たちよ!世代交代の時は既に来ている!
権力は、人に持たせず、事実・現実に預ける。
他人をコントロールしようとせず、自分をコントロールする。
・・・それが正しい姿だ!!!』
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