現行の年金システムは、「世代間相互補助型利益分配年金」だ。
参加者である納付者から、年金保険料という原資を集める代わりに、運用益等で増やし、納付者が受給者となる時には、納付金額+増量分を合わせて配る・・・という基本からスタートした。
この年金システムが正常に機能するためには、重要な必要条件が在る。
経済成長が在り、運用益を出せる事。
原資増加が見込める人口増加が在る事。
・・・ところが、その二つとも「ダメにした」ばかりでは無く、原資を流用して更なる損益を出したのが現行の社保庁・官僚・政治家たちである。
そんな連中は、優秀な訳が無い。東大出・高学歴・官僚・国会議員=優秀というのは、明らかな間違いである。
実体として、彼らの多くは、学歴に必要な知識が豊富でも、健康な人間社会を構築する知識など持っていない・・・ばかりか、国政を預かりながら国民をないがしろにし、自分の財産を増やすことと自慰が大好きな「金権拝金自慰生物」である。
実際に、経済成長は在ったが、真剣に行わなかった年金の運用には失敗。
人口増加は止まり、人口減少社会へ・・・。
重要な必要条件が崩れているのに、流用は止めず・・・。
そして彼らの財産は確実に増え、多くの国民の財産が減っている・・・。
というのが、現在の結果である。
年金の行き詰まりも明らかになった。
すると、どうしたか?
自分たちの失敗には目もくれず、先ず「年金保険料の値上げ」となった。
そして「他の年金との抱き合わせ」を画策し、誤魔化しに走っている・・・。
流用の象徴部分は、スケープゴードとして宣伝し、大損を出しながら解体する姿を見せ、国民の諦め意識を育てている・・・。
・・・年金不信は、昨今の格差社会と合わさり、年金保険料を納めない・納められない人々の数は飛躍的に増えた・・・。
・・・実質的に現行年金システムは破綻しているのだ。
それなのに、更なる誤魔化しを行い続けようとしている。
消費税を上げ、年金原資に当てよう・・・というのだ。
何としても現行年金システムを維持しようとすれば、その悪影響は多方面に及ぶ。
低所得者ほど不利になる消費税・更なる格差社会・不況・・・、
・・・そして、内乱が起こる頃には、他国に攻め込ませて開戦する戦争・・・。
・・・本来、年金とは社会保障である。
利益分配型の年金というのは、「年金原資として集金し、勝手に使いたい」現状権力者の悪知恵である。
その悪知恵に乗せられ/乗り、自分も利益を得よう・・・とした「何も知らずに騙された国民」もしくは「解っていてオコボレを期待した国民」は、悪知恵に乗せられている限り操り人形の域を出ない。
人に頼るから、人が権力を持ち、人に権力を持たせるから、人間社会が不健康になる・・・のだ。
何が事実・現実かを検証し、健康な人間社会の構築の為に必要な物事を望み、必要な物事の実行に必要な物事をその立場に居る人々に行わせる代わりに、給料を支払う・・・なら、国会議員も官僚も・・・公僕となり、本来の姿になる。
「先生、権力を持ってオコボレをくだせぇ・・・!」では、いったい何時代に生きる人なのか???
「社会の健康化の為には、多くの人々も示している通り○○が必要だから、○○が実行出来るように、仕事してくれ・・・。その代償は○○が妥当だから、応分を税金からどうぞ・・・。」というのが、現代に望まれている一般国民の認識・行動だ。
年金は社会保障型の年金に切り替え、税金で充当すれば将来の被害も最小限で済む。
今まで集金した分は、『全て明らかにして』税金として国庫に収め、今後集金する分は、『所得・財産応分の社会保障税』にすれば良いのだ。
現状日本社会故に、仕事・財産が在る人々やお金持ちである人々に年金を与える必要など全く無い。
『所得・財産応分の社会保障税』は、格差是正にも結び付くのである。
現状日本社会故に不利になっていて、年金無しでは普通の生活が出来ない、本当に年金が必要な人々に配るだけなら、税金使用も人員も最小限で済む。
そして、被害を食い止めている間に、健康な人口微増社会へと転換させる政策を行うべきなのだ。
企業の国際競争力維持の為、低賃金労働をこなす役割を担い続けていても、住処が在り、家庭が持て、低賃金ゆえに免除され続けている年金保険料もしくは社会保障税を支払っていなくとも老後には普通の生活が出来る・・・なら、低賃金労働も許容されても良いのかも知れない・・・。
しかし、年金保険料を支払えない状態が続くばかりか、住居も家庭も持てず、二年という異常に短い支払い免除期間以外の未払い年月が重なり、二十五年という異常に長い支払い期間を割ると老後に年金が貰えない・・・では、搾取に伴う重大な人権侵害である。
人間社会の健康化を行っている治世人たちなら、こんな状態は、一刻も早く解消しようとするのが当たり前だ。
特定の人々の利権を維持する為、出来るだけ長く現状を維持しようとする人々は治世を司る立場に居てはいけない。
年金問題が種火となり、大火災となる前に、健康な人間社会構築の為に合理的な対策を打つべきである。